| 環日本海の玉文化の交流に関する研究(案)について | |
| 研究の趣旨 | 東アジア地域の新石器時代には顕著な玉文化が隆盛している。中国・内蒙古から遼寧省にかけて広がる興隆窪(こうりゅうわ)文化には、アジアで最古の玉器が見られる。これを始源として、その後の精美な中国玉器文化が展開したと考えられる。研究では、東アジアの玉器文化の源流と展開の実態を探るとともに日本列島の玉器文化をアジア的視野でもって検討する。 |
| 研究内容 |
(1)興隆窪文化の玉器について調査し、その実態を明らかにする。 (2)中国・江南地区の河姆渡(かぼと)文化と日本・縄文文化の玉器などを比較検討し、相互の文化の関連性を考察する。 (3)ベトナム、台湾、香港、中国大陸、韓国、ロシア、アメリカ、日本などで行われているアジア玉器研究の現状や資料を概観し今日の到達点を示す。 (4)「アジアの玉器文化」をテーマとして、香港や中国大陸、日本などの研究者による情報交換会(公開)を行い研究の深化をはかる。 (5)これらの成果を論文集としてまとめる。 |
| 委託先 |
敬和学園大学人文社会科学研究所(所長 新井 明) 客員研究員 藤田 富士夫 |
| 資料 | →研究会議配布(2003.12.03.)配布資料 |
| 環日本海文化と立山信仰に関する研究(案)について | |
| 研究の趣旨 |
立山信仰を宗教学、思想史、歴史学、比較文明史、環境史の視点から総合的に研究する。 これまで立山信仰については多くの研究が積み重ねられてきた。しかし21世紀の地球環境問題や国際政治の危機の時代に、立山信仰が持つ地球環境保全への役割や環日本海の平和への役割を重視する視点からの研究は少ない。本研究は立山信仰を環日本海文化の視野の中でとらえ、この人類文明史における地球環境と国際政治の危機の時代に、立山信仰が地球の未来や人類の平和と繁栄のためにいかなる役割を果たしうるかを究明することを目的とする。 |
| 研究内容 |
(1)立山信仰を自然風土との関係において、環境史的に解明する。とりわけそのシンボルである「立山スギ」の変遷との関連を重視する。「立山スギ」は「屋久スギ」とともにいやそれ以上に古い日本文化の源流のシンボルである。この「立山スギ」の変遷と立山信仰の変遷の関係をまず解明する。 (2)立山信仰を山を聖地とみなす世界の宗教との比較の中で比較宗教学的に研究する。とりわけ万物生命教的視点を重視する立場から、21世紀の人類にとっての宗教のあるべき姿を立山信仰をモデルにして考察する。 (3)立山信仰のもつ思想史的意味を人類文明史の中に位置づけ、比較思想史的に研究する。立山信仰を21世紀の森の思想の根幹を形成するものと考え、日本の仏教や神道との関連において考察する。 (4)立山信仰を環日本海文明交流圏の中に位置づけ、環日本海文明交流が立山信仰の形成に果たした役割をあきらかにする。 (5)新たな立山信仰に関する資料の発見や事実の発掘を歴史学的、民俗学的、考古学的に行う。 |
| 研究方法 | 年間2−3回の実地調査 文献資料調査 共同研究会開催 |
| 資料 | →ミクリガ池ボーリング調査(2004.03.09.)記者発表概要 |
→2003年度事業一覧
(Jun.03,2003.)