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2006年度 日本海学研究グループ支援事業 シンポジウム“ナホトカ号重油流出事故から10年
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金沢大学大学院自然科学研究科
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シンポジウムに先立ち、重油流出事故の教訓を総括し、 重油流出事故に関する研究成果を発表するた
め、書籍の出版を行った(写真1)。出版された書籍は、サイズがA4サイズ、ページ数が98ページ、発行部数が千部である。具体的な内容は、10年間追跡
調査を行ったナホトカ号重油流出事故の教訓、各研究者の研究成果、ボランティアの方々の手記やアンケート結果、当時深刻な被害を受けた地域の小学生の作
文、金沢大学で重油汚染の講義を受けた大学生の感想文が掲載されている。この書籍は関係者や報道機関の方々に事前に配布され、当日展示会およびフォーラムに記帳された方々に配布された。展示会およびフォーラム終了後も、自治 体や市民の方々から数多くの問い合わせがあったため、希望する自治体や市民の方々へ書籍の送付を行った。 写真1 出版された書籍 |
| 展示会は、金沢大学自然科学研究科棟の玄関前ホールの一
角を使用し、 12月18−22日の日程で午前8時半から午後6時半の時間帯に開催された(写真2)。 実際の展示は、パネルに重油流出事故当時の写真、研究成果のポスター、重油流出事故当時使用した衣類や防塵マスクが掲示された。床にナホトカ号から抜き 取ったC重油、三国海岸をはじめに各地で採取された漂着重油、重油に汚染された砂、重油分解実験中の味噌樽などが陳列された。さらに、テーブルには重油関 連の書籍および文献、重油流出事故当時の写 真アルバム、当研究室で公表された論文の別
刷りが陳列された。展示会の来場者は、金沢市の中心から7、8km程離れた金沢大学内で開催されたのにも係わらず、フォーラム当日を中心に多くの市民、ボランティア、自治 体関係者の方々が来場された。北国新聞の協力で展示された当時の迫力ある報道写真が目を引いたためか、当大学の学生や教職員も足を止めて、展示された写真 や重油に見入る姿が多く見られた。展示会とフォーラムには、併せて256名の方々に記帳頂いたが、記帳されなかった来場者の方も多く、実際には数倍以上の 方々が来場したとみられる。 写真2 展示会の様子 |
フォーラムは12月19日に金沢大学自然科学研究科棟の
大会議室にて、開催された(写真3)。フォーラムの内容は、表1のプログラムに示した様に、 研究者による研究成果の発表のみならず、重
油との戦いをモチーフにした舞踏の発表、ボランティアの方々の回想、重油被害の講義を受けた学生達の感想と多様な内容とした。研究者による研究成果の発表
では、外国人研究者の発表にて同時通訳を行うなど一般市民に分かりやすくなるよう配慮を行った。フォーラムの来場者は、重油流出事故から10年という社会的関心の高さと後援を頂いた報道機関の協力もあって、多くの市民、ボランティア、自治体関係者 の方々が参加し、用意した大会議室の席が満席となり、追加で席を急遽用意するほどの盛況であった。 写真3 フォーラムの様子 |
| 表1
開催されたフォーラムのプログラム |
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(Jun.,2007.)