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2008年度 第1回日本海学講座
2008年5月31日
朝日町宮崎地区

「越中宮崎日帰り学びの旅」


    
概 要
講 師 あさひガイドグループ、
本瀬晴雄(富山県自然保護協会理事、富山県ナチュラリスト)、
本瀬薫(富山県ナチュラリスト)、
稲村修(魚津水族館飼育研究係長)、不破広大(魚津水族館飼育員)
主 催 富山県、日本海学推進機構
後 援 朝日町
日 時 5月31日(土) 9:00~17:00
場 所 朝日町宮崎地区
参加者数 19名


 
 9:11
 JR越中宮崎駅集合。
 受付、自己紹介。
   
 
  オリエンテーション。

     講座の6つのねらい

 ・自然、歴史、音楽、食の総合的な学び
 ・電車に乗る。
 ・参加者の交流がある。
 ・地球のことを思う。
 ・時間的な余裕がある。
 ・離れた地点に移動せず、じっくり学ぶ。

 9:45
 いよいよ出発。
 雨の中を、鹿嶋神社に向けて旧北陸道を歩く。
 
 10:15
 鹿嶋神社到着。

 拝殿は、明治11年ごろの竣工と推定される。
 桁行三間、梁行四間、瓦葺き、千鳥破風と軒破風向拝の付いた総欅材の入母屋造り。

 社寺彫刻の巨匠、北村喜代松の見事な彫刻に参加者は目を奪われる。

 拝殿東側の鹿島樹叢への遊歩道の入口付近は、縄文海進期は海岸であったと推定される。鹿島樹叢は集塊岩の海岸段丘地帯にある。

 拝殿の南側は、鹿島樹叢。

 暖温帯の巨木がうっそうと茂る原生林で、日本海沿岸における暖温帯の北限である。昭和11年に国の天然記念物に指定されている。
 樹叢の植生は、暖温帯林の主要植物である照葉樹林(常緑広葉樹)に、暖温帯、冷帯林の夏緑樹(落葉広葉樹)が入り込み、両者が入り混じっている。

 10:40
 いよいよ鹿島樹叢の中を通る遊歩道へ。

 鹿島樹叢の背後には、標高248mの城山があり、これらを巡るコースは、「宮崎自然博物館」「県立自然公園」「中部北陸自然歩道」「朝日町ふるさと歩道」に指定されている。

 

 遊歩道の途中で、ナチュラリストやあさひガイドグループの方々から、途中の自然解説を受けながら、ゆっくりと登っていく。


上の山園地へと続く
遊歩道

遊歩道で出会った植物たち

 ウ バ ユ リ   ユリ科 マルバゴマギ(ヒロハゴマギ) スイカズラ科
 ウバユリに非常によく似たオオウバユリがある。しかし、両者は生育場所が全く違い、ウバユリは、本州(関東地方以西)、四国、九州の常緑樹林(照葉樹林)に、オオウバユリは、北海道、本州(北、中部)の夏緑樹林(ブナ林)に生える。   生の葉をもむと、ゴマのようなにおいがするので、胡麻木(ごまぎ)と呼ばれる。ゴマギは、関東地方の太平洋側・四国・九州に生息しているのに対して、その変種のマルハゴマギは日本海側の山地に生育している。
ヤマアイ  (トウダイグサ科) シロダモ  (クスノキ科)
 雌雄異種。草丈は、30cm内外。本州~沖縄・朝鮮半島・中国・タイ・インドに分布している。古代の摺衣に用いられ、この摺り込みで染める方法を青摺(あおず)りといった。  葉は、表面は緑色、裏面は白色をしている。若葉は、下に垂れ、黄褐色を帯びた毛に包まれている。写真はその若葉である。雌雄異種。秋の終わり頃に黄褐色の花が咲き、果実は翌年の秋に赤熟する。
モミジイチゴ(キイチゴ)  (バラ科) リョウメンシダ  (シダ植物オシダ科)
 一般に、「キイチゴ」とも呼ばれているが、「黄イチゴ」の意味で、「木イチゴ」は間違い。田植えの頃に黄色に熟し、水っぽくて甘く、おいしい。  最も普通に見られるシダで、スギ林に多く生育している。葉の表側と裏側が似ているのでリョウメンシダの名前がついている。
(植物の解説:本瀬晴雄氏)

 12:00頃
 上の山園地到着。各自持参の弁当を食べながら休憩。朝日町よりバタバタ茶をいただく。

途中から激しい雨。

 スタッフによるオカリナ演奏。
 埴生の宿。少年時代。









 12:50
 上の山園地休憩所にて、北陸宮や宮崎太郎、宮崎城址などの歴史解説を聞く。

 13:00
 雨の中を、上の山園地休憩所を出発。



 13:40頃
 三の丸の北陸宮墳墓。隣には宮崎太郎の供養塔。
 
 14:00頃
 宮崎城本丸跡。標高248m。
 霧雨ともやで、「ふるさと眺望点」の景色が見えず残念。

 参加者の願いか?
 一瞬、泊方面の雲がきれた!


 泊市街地、田んぼ、海。


 潮の流れも見えました。






 14:20
 マイクロバスにて、料理旅館「有磯」ヘ。

 14:40
 たら汁を食べる。

 たら汁を食べながら、魚津水族館の不破さん、稲村さんから宮崎地区の魚食文化について話しを聞く。

 たら汁、灰付ワカメ、ヒメガイのことについて

 あさひガイドグループの水野さんから、ヒスイ海岸について説明をうける。
 

 16:10
 ヒスイ海岸ヘ出ようとしたところで、また雨。

 16:20
 JR越中宮崎駅。
 皆で、オカリナに合わせて「浜辺のうた」を歌う。今回の学びの旅を振りかえる。


 16:45
 解散。少し雨もやみ、ヒスイ海岸ヘ行く人も。

 17:01
 あさひガイドグループの皆さんのお見送りの中
 JR越中宮崎駅出発。
参加者の声

アンケートより

・大変素敵な企画でした。森は雨ならではの発見と出会いがあってよかったです。
・あいにくの雨でしたがこれもまた自然と共にということで、楽しい時間でした。あさひガイドグループのボランティアの方々、関係者の皆さん大変有難うございました。
・非常に親切にしていただきよい勉強になりました。これからも時間の許す限り出てみたいと思っています。
・ゆるい感じでよかった。芸妓さんに会ってみたかった。はじめて、朝日町を歩いて本当に楽しかった。
・富山の伝統料理(灰付ワカメの料理など)を実際に作ってみる講座があったら参加してみたいです。


はがきより

・いつも日本海学講座を楽しみにしています。過日の越中宮崎の日帰り学びの旅、とてもよいアイディア、懇切丁寧なご指導に心よりお礼申し上げます。案内、適切な説明、スッタフ一同のご協力、温かい心のこもった対応で気持ちの良い1日でした。雨にふられたのは残念でしたが、それも思い出となりました。ご指導いただいた皆様にもよろしくお伝えください。
・5月31日は、大変楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。お世話いただいた、中川氏ならびにあさひガイドグループの方々、ナチュラリストの本瀬氏、魚津水族館の方々の楽しい話が印象的でした。雨の中ではありましたが一層幻想的な気持ちになった気がします。秋にはもう一度訪れたいと思っています。また、新しい企画には参加したいと思っています。

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(Jun.24,2008.Orig.)