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要約 世界の穀物の主要生産国である、アメリカ、中国の生産体制は脆弱な面があり、異常気象等により、年によっては相当程度の不足をきたす可能性も否定できない。 こうした中で、自給率の低い日本・韓国は、どのように振舞っていけばよいか、その危機管理のあり方が問われ続けている。 |
FAOの見通しによれば、適切な配分の課題はあるが、今後の世界の食糧生産は需要を満たしていくことができるとされている。
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中国の食糧需要については、まず、人口増加とともに漸増していくことが予想される。
ちなみに、世界各国の所得水準向上と食肉消費拡大の一般的関連性から見る限り、この需要への国内的な対応は極めて困難といえよう。
中国は、1980年代、'90年代を通じて、ソ連に次ぐ小麦輸入国であったが、その生産の拡大から、現在は概ね自給水準に至っている。
ただし土地生産性の向上については、小麦、米で限界に近いと見られる。またトウモロコシについては、作付けが限界的な耕地へと拡大するなかで、生産性の向上が滞っているものと見られる。
さらに、華南を中心に都市化が進み、耕地の減少も見られる。
一方、日本・韓国については、都市的利用や放棄による耕地の壊廃が進み、耕作総面積が急速に減少している。
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世界の穀物貿易の中では、両国が大きなシェアを占めており、世界の食糧供給の危機が懸念される中で脆弱な体制にあると言えよう。特に、アメリカが穀物輸主の太宗を占めており、アメリカ自体の生産体勢に脆弱な面があることを十分に留意しておく必要がある。|
参考文献 FAO;"World agriculture:towards 2015/2030" 情報源 |
(Mar.29,2002.)