はじめに

 現在、中国を始めとするアジア諸国は急激な経済成長を続けています。
 このため、日本等の先進国は従前の生産活動をそのまま継続することはできなくなっています。
 単に継続するだけであれば、所得水準のボーダーレス化(平準化)が起きるわけで、結果として、経済の停滞、後退が避けられません。
 既に、この状況に半ば落ち込んでいると見るのが正しいのでしょう。
 今後、離陸しつつあるアジア各国と経済活動においてどのように共生していけばいいのでしょうか。

 他方、世界全体の経済活動の拡大は地球的な環境問題を引き起こしています。
 離陸しつつある、途上国は、環境問題に首尾よく対処していけるでしょうか。
 そして、先進国は既に過剰生産・消費の状態にあるとみられますが、自らの環境負荷をどう削減していけばいいのでしょうか。
 この面でも、新たな方向、地域協力を探っていく必要があります。

 さらに、経済開発と環境負荷の削減は、相反する面が多いのですが、この二つの課題をどう調和させ、世界がどう共生していくかが課題となっています。

 本ホームページでは、こうした問題について、中国、韓国、日本を軸として検討していきます。
 中国の人口は日本の十倍あり、国全体の少しの変化が、世界経済に大きな影響をもたらします。
 韓国は日本と中国の中間段階にあって、経済開発においても環境保全においても、連続的な視点を得るために重要な位置にあります。さらに、国際的協力において共同歩調を取る際の日本の重要なパートナーとなる可能性を持っています。

 このような検討は、容易に完結するものではありません。しかし、我々の生産活動、消費活動に対するメッセージは数多くあり、今、行動を起こすことが求められています。

 なお、本ホームページの作成は、2001年に始めています。当時、中国は、いわゆるアジア経済危機からの回復も十分でなく、また中国のWTO加盟が懸案となっていました。つまり、中国が、今後さらに経済成長を遂げていくための新たな軌道に乗ることができるか否かが大きな関心事でした。
 4年後の現在からみれば、WTOの加盟を果たし、新たな軌道に首尾よく載ったことは確実でしょう。もちろん、中国の成長が今後とも着実に続くと手放しに楽観できる訳ではありません。解決していくべき課題が山積していることも事実です。
 本ホームページは、かつての認識を基調としており、現時点で読み返してみると違和感を抱く記述が各所にあります。このため、全体をとおして見直していく必要があると考えています。

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(Apr.08,2005.Rev./Oct.17,2001.Orig.)