日本海からなにを学ぶの?

わたしたちの地球はいま、環境問題やエネルギー問題、食糧(しょくりょう)問題などさまざまな問題に直面しています。これらは地球全体の問題です。決して、どこかひとつの国や地域だけで解決できるものではありません。 国境や地域をこえた人びとの、地球環境を守ろうという共通の思いや協力が必要になります。
日本海学は、日本海をかこむ環(わ)の地域をひとつのまとまりとしてとらえています。この地域の人びとは、昔から日本海の恵みをわけあい、日本海を舞台として交流を重ね、どくとくの文化を育ててきました。 こうした海の視点から地域や地球のさまざまな問題を解決する手がかりをさぐっていくための羅針盤(らしんばん:航海をするときの船の方向を指すじしゃく)、それが日本海学です。
かけがえのない地球を守り、未来につないでいくために、まず身近な海を知ることから始めましょう。

こんなことを体験してみよう! なんだかワクワクするね。 ●日本海を中心とした自然環境はどのように変化してきたのだろう?
●昔の人はどうやって海を越えて対岸の地域と交流してきたのだろう?
●環日本海地域ではどんな文化が生まれ発達してきたのだろう?
●海と地球環境を守るためにどんな取り組みがされているのだろう?