日本海学調査研究委託事業
環日本海文化と立山信仰に関する研究
研究代表者
安田喜憲
国際日本文化研究センター教授
本研究は、「安田喜憲編『山岳信仰と日本人』NTT出版2006年」として出版されています。
はじめに | 山は天と地の架橋 | 安田喜憲 |
第Ⅰ部 | 日本の山岳信仰のルーツは長江文明にある | |
第1章 | オビシャと長江文明 | 萩原法子 |
第2章 | 日本人の山岳信仰と長江流域 | 李国棟 |
第3章 | 雷神と観音と山神と―日本の山岳信仰に寄せて | 百田弥栄子 |
第4章 | 山と里の民俗文化的特質 | 萩原秀三郎 |
第Ⅱ部 | 立山信仰研究への新たな展開 | |
第5章 | 立山信仰研究の視点 | 米原寛 |
第6章 | 立山信仰の歴史地理学的研究 | 岩鼻通明 |
第7章 |
ミクリガ池年縞堆積物からみた立山信仰の開始 ―なぜ人は山に登ったのか? |
福澤仁之 |
第8章 |
立山ミクリガ池の湖底年縞堆積物から産出した 大型植物遺体 |
那須浩郎 |
第9章 |
ミクリガ池における過去1900年間の水質変化 ―珪質微化石にもとづく推定 |
加藤めぐみ |
第10章 |
ミクリガ池湖底から採取した年縞堆積物からみた 立山周辺の過去1300年間の植生変化 |
藤木利之 |
第11章 | 山岳植生の変遷史 | 守田益宗 |
第12章 | 山岳信仰と女人禁制―立山と羽黒山の比較から | 岩鼻利明 |
第Ⅲ部 | 白山信仰は日本の山岳信仰のルーツか | |
第13章 | 古代の日本海からみた白山と立山 | 小林道憲 |
第14章 | 白山垂迹曼荼羅図の六所王子をめぐって | 黒田晃弘 |
第Ⅳ部 | 磐梯山信仰と徳一の再評価 | |
第15章 |
大和朝廷律令制国家の確立と 会津地域山岳信仰の役割 |
小佐野峰忠 |
第16章 |
絹本著色恵日寺絵図を読む ―神仏習合を完成させた徳一 |
梁田直幸 |
第Ⅴ部 | 山の神々がかたるもの | |
第17章 | 山の神論言説批判のためのスクリプト | 金田久璋 |
第18章 | 仏の衣を着せられた神の山 | 染川明義 |
第19章 | 新説・山の神考 | 佐々木高明 |
第20章 | 山岳信仰と島国日本の未来 | 安田喜憲 |
あとがき | 安田喜憲 |