日本海学グループ支援事業
2005年度 助成概要と研究成果
平成17年度 日本海学研究グループ支援事業の概要とその研究成果を公開します。
1.応募件数及び助成決定件数
応募総数 17件(新規事業 13件 継続事業 4件)
助成決定件数 9件(新規事業 5件 継続事業 4件)
2.1件当たりの助成金額
概ね20万円から50万円
3.助成を決定した事業の応募者及び事業名
応募者 | 事業名 | 研究内容 | ||
新 規 |
日本海北前ロマン回廊構想 実行委員会副会長 松下ナミ子 |
「とやまの北前船」普及啓発事業 | 概要 | 詳細 |
「氷見古墳フォーラム(仮称)」 準備員会代表準備員 鈴木景二 |
「氷見古墳フォーラム(仮称)」開催事業 | 概要 | 詳細 | |
和船建造技術を 後世に伝える会代表 番匠光昭 |
和船とその建造技術保存・研究事業 | 概要 | 詳細 | |
渡辺幸一 |
越境大気汚染や地殻起源物質が 北陸地方の大気環境へ与える影響の評価 |
概要 | 詳細 | |
特定非営利活動法人 環・日本海理事長 清家彰敏 |
環・日本海国際フォーラム開催事業 | 概要 | 詳細 | |
継 続 |
板木拓也 |
完新世(過去1万2千年間)における 日本海の深層水循環の変動に関する研究 |
概要 | 詳細 |
佐藤 卓 | 日本海側地域における温度環境と植物の適応 | 概要 | 詳細 | |
環日本海域小学校 授業研究会 代表 雨宮洋司 |
環日本海地域(4カ国)の 小学校授業研究会を通した共生社会の模索 |
概要 | 詳細 | |
中世岩瀬湊 調査研究グループ 代表 奥村 奨 |
海中から中世岩瀬湊を探る | 概要 | 詳細 |
「とやまの北前船」普及啓発事業 →詳細
日本海北前ロマン回廊構想実行委員会副会長 松下ナミ子氏
失われゆく北前船の歴史的な遺産を遺構調査により明らかにし、DVDジュニア版「とやまの北前船」を制作配布して富山県の次世代を担う子どもたちに郷土の歴史と文化を認識させる。
「氷見古墳フォーラム(仮称)」開催事業 →詳細
「氷見古墳フォーラム(仮称)」準備員会代表準備員 鈴木景二氏
富山県内の大学、研究機関及び博物館の有志、ボランティアからなる実行委員会を設立し、県民を対象にした「氷見古墳フォーラム(仮称)」を開催する。
和船とその建造技術保存・研究事業 →詳細
和船建造技術を後世に伝える会代表 番匠光昭氏
廃絶が危惧される和船建造技術を後世に伝承するため、氷見市内に残存する木造船の状況把握、収集、記録保存するとともに、和船の建造技術の資料を収集し記録する。
越境大気汚染や地殻起源物質が北陸地方の大気環境へ与える影響の評価 →詳細
渡辺幸一氏
日本海沿岸に位置し大陸起源物質の影響を大きく受けていると考えられる富山県内において、雲水、降水、エアロゾルや微量気体成分の測定や解析を行い、その影響について評価する。
環・日本海国際フォーラム開催事業 →詳細
特定非営利活動法人 環・日本海理事長 清家彰敏氏
「環日本海地域の自然環境、交流、文化、危機と共生から」をテーマに環・日本海文化講演シンポジウムを富山と東京において6回開催する。
完新世(過去1万2千年間)における日本海の深層水循環の変動に関する研究 →詳細
板木拓也氏
未だ十分に解明されていない1万2千年前以降の日本海の深海環境を堆積物中のプランクトン化石(放散虫)から復元する。
日本海側地域における温度環境と植物の適応 →詳細
佐藤 卓氏
日本海を囲む地域に分布する典型的な森林群落の温度環境を計測し、日本海要素植物の環境に対する適応現象を考察するための温度環境を明らかにする。
環日本海地域(4カ国)の小学校授業研究会を通した共生社会の模索 →詳細
環日本海域小学校授業研究会 代表 雨宮洋司氏
ウラジオストクと富山の小学校で、相互に相手国に出向いて授業と授業研究会を行うとともに、環日本海地域の小学校現場での3年間にわたる教育交流の実践を総括して、小学校教育の段階における国際理解教育のプログラムとしてまとめる。
海中から中世岩瀬湊を探る →詳細
中世岩瀬湊調査研究グループ 代表 奥村 奨氏
前年度に富山市四方漁港沖で発見した大礫の周辺を中心に水中ソナー探査、水中カメラ調査、潜水調査を実施するとともに、その大礫の一部を引き揚げて詳細な分析・調査を実施し、「越中岩瀬湊」の痕跡を検証する。