日本海学研究機関等連携事業

東京大海洋研究所連携 「日本海を科学する」


2006年度 日本海学研究機関連携講座
県民生涯学習カレッジ連携講座

講座内容はこちらからご覧になれます

 

開催概要
主催 富山県・日本海学推進機構
共催 東京大学海洋研究所
日時 平成18年9月16日(土)13:30-16:30
場所 富山県民会館304号室
  (富山市新総曲輪4-18 TEL:076-432-3111)
定員 150名(入場無料)
「日本海を科学する-日本海・富山湾の最新情報-」  
発表・パネル
ディスカッション
蒲生俊敬(東京大学海洋研究所教授)
「日本海はなぜ世界のミニチュアなのか」
大場忠道(北海道大学名誉教授)
「日本海の過去10万年間の環境変化」
木村伸吾(東京大学大学院助教授)
「豊かな資源を育む富山湾の海洋環境」
高山茂樹(魚津水族館飼育研究係長)
「富山湾の深海生物の飼育」

 

蒲生俊敬

1952年(昭和27)生まれ。理学博士。北海道大学大学院理学研究科教授を経て、現在、東京大学海洋研究所教授。専門は地球化学・化学海洋学。化学的手法をもとに観測船や潜水船を駆使して海水の循環・混合、深海底の熱水活動などを研究。
<研究・著書>『海洋の科学---深海底から探る』(日本放送出版協会)、『日本海学の新世紀6---海の力』共編(角川書店)など。

大場忠道

1941年(昭和16)生まれ。理学博士。金沢大学教養部地学科教授および北海道大学大学院地球環境科学研究科教授を経て、現在、北海道大字名誉教授。専門は同位体地質学・古海洋学。海底コア中の有孔虫化石の酸素・炭素同位体を駆使した古海洋環境の研究。
<研究・著書>『縄文時代の海洋環境-列島周辺の『海』への視点-』共編(日本放送出版協会)など。

木村伸吾

1961年(昭和36)生まれ。農学博士。東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授・(海洋研究所兼務助教授)。専門は水産海洋学・海洋環境学。海洋の循環・混合、海水懸濁物の分解・生成、・低次生物生産などに伴う物理・化学・生物学的な海洋環境変動が、どのように海洋生物の分布・回遊・バイオマスの変動と関わっているのかそのメカニズムを解明するための研究。
<研究・著書>『海流と生物資源』(成山堂)、『海洋生態系のダイナミクス-海の生物資源』(東海大学出版金)、『自然環境の評価と育成』(東京大学出版会)

高山茂樹

1956年(昭和31)生まれ。1981年(昭和56)の魚津水族館の開館時より勤務。現在、魚津水族館飼育研究係長・学芸員。主に富山湾や日本海の深海生物の飼育を担当。専門はエゾバイ類の生活史。近年は、オオグチボヤの生息調査や飼育実験も行っている。
<研究・著書>『貝ものがたり』(福音館書店)、『とやま面白学・富山の自然再発見』共著(北日本新聞社)、『富山県の絶滅のおそれのある野生生物』共著(富山県)など。現在、北日本新聞に『おさかな生態学一魚津水族館から』を連載中。

東京大学海洋研究所    →ホームページ

  東京大学海洋研究所は、「海を知ることは、地球そのものを知ること」をモットーに掲げ、海洋における基礎的研究を目的とした唯一の全国共同利用研究所として、様々な研究分野において、多くの研究者に幅広く利用されている。また、東京大学大学院の教育機関として、次世代の人材育成・後継者の養成にも力を入れており、講義、演習、実習等を通じて修士課程、博士過程を修学することができる。学位論文に関わる研究からは海洋科学の先端的、かつ学際的な研究結果が数多く生み出され、国際的にも高く評価されている。