日本海学シンポジウム

2002年度 「環日本海文明-森の文明パラダイム」


2002年度 日本海学シンポジウム
2002年9月22日
日本科学未来館(東京都江東区)
共催:富山県・日本海学推進会議
共催:日本科学未来館
後援:毎日新聞社・角川書店

 

第2部 パネルディスカッション「環日本海文明-森の文明パラダイムの可能性」
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第1部 基調講演
1.宇宙と森との邂逅 毛利衛(日本科学未来館館長) 概要
第2部 パネルディスカッション
2.環日本海文明-森の文明パラダイムの可能性 概要内容

1.宇宙と森との邂逅

 1992年と2000年に宇宙から見た地球は、アラル海が大きく変わっていた。
 日本海周辺は大きくは変わっておらず、欧米に比較しても水はきれいであった。
 人間が地球環境を変えつつあるが、美しい環境を取り戻すことに間に合うと考え努力することが大切であろう。
 環日本海は、様々な課題をシミュレーションする上で扱いやすい規模だと思われる。

2.環日本海文明-森の文明パラダイムの可能性

コーディネーター
パネリスト
小出五郎
木崎さと子
平野秀樹
安田喜憲
安成哲三
毛利衛
(NHK解説委員)
(作家)
(林野庁国有林野部監査室長)
(国際日本文化研究センター教授)
(名古屋大学地球水循環研究センター教授)
(日本科学未来館館長)


 東シナ海、日本海、オホーツク海、ベーリング海と連続したつながりがある。
 宇宙から見と、日本海は共有資源かもしれないと思われる。

 日本の緑多い森林は、基本的にこの雪解けの水で維持されている。
 日本海がないと、我々の日本の自然も我々の生活もない。

 日本海は温帯の落葉広葉樹の森の海として世界に先駆けて出発した。
 その中で森の文化、森の文明というものが長い間はぐくまれてきた。

 我々の背負ってきた森の民の植物文明の歴史と伝統を、もう一度我々自身が再評価しなければい。