日本海学シンポジウム

機構設立記念 開会の挨拶


日本海学推進機構設立記念シンポジウム
2003年2月10日
パレブラン高志会館

富山県知事
中沖 豊
 


富山県知事 中沖豊

 皆さん、こんにちは。白銀の立山連峰が美しく輝く季節を迎えておりますが、本日は、このように大変多くの皆様方のご参加をいただきまして、日本海学シンポジウムを開催できますことは、まことに喜びに耐えないところであります。皆様方に心からお礼を申し上げます。
 また、県外からご参加の皆様方には、大変寒い中、またご多忙な中を、ようこそ富山県へお越しくださいました。富山県民を代表しまして、心から歓迎を申し上げます。
 さて、日本海を取り巻く地域は、豊富な資源、優れた人材、高度な技術力などに恵まれ、きわめて高い発展の可能性を秘めています。これらが密接に結びつくことにより、21世紀には環日本海交流圏ともいうべきグローバルな経済・文化圏域が形成され、環日本海時代が大きく花開くものと確信しております。
 こうしたことから、富山県におきましては、早くから、文化、スポーツ、経済など、対岸諸国との幅広い交流を進めますとともに、人材の育成や日本海の環境保全などの国際協力活動に積極的に取り組んでまいりました。
 また、これらの施策の推進にあたりましては、日本海と環日本海地域に関する自然、文化、交流、政治、経済などを総合的に調査・研究することがきわめて重要です。このために、富山県が作成しました、いわゆる逆さ地図をヒントにしまして、環日本海地域を1つの循環・共生の体系としてとらえ、自然と人間のかかわり、人間と人間のかかわりを総合学として研究する日本海学を提唱しています。
 そして、先程、この日本海学の推進母体として、日本海学推進機構が設立されましたことは、まことに喜びに耐えないところです。今後、この推進機構が中心となり、日本海学が国内外に広く普及・推進されていくよう、全力を尽くしていきたいと思っております。
 本日のシンポジウムは、日本海学推進機構の設立を記念しまして、各分野の第一線でご活躍されている先生方をお迎えし、日本海学の意義や可能性について活発に意見を交わしていただきたいと思っております。
 このたびのシンポジウムを機に、日本海学への理解がいっそう深まりますとともに、今後とも日本海学が環日本海地域の知的共有財産として大きく発展・飛躍することを心から願っております。
 終わりに、本日のシンポジウムが実り多いものとなりますように願いますとともに、皆様方のいっそうのご健勝、ご活躍、ご多幸を心からお祈り申し上げまして、開会にあたりましての挨拶といたします。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。