日本海学シンポジウム
2009年度 (財)とやま国際センター25周年記念 「海とさかなと私たち」
開 催 概 要 | ||
主催 | 富山県、日本海学推進機構 | |
後援 | 富山県漁業協同組合連合会 | |
日時 | 2009年11月28日(土) 開場12:30 開会13:00 終了予定16:40 | |
場所 |
タワー111(インテックビル)スカイホール (富山市牛島新町5-5 TEL:076-432-1414) →地図 |
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定員 | 300名(入場無料) | |
申込み方法 | ハ ガキ、電話、FAXまたはEーmailで、氏名、住所、電話番号、「シンポジウム参加希望」と明示のうえ、下記あてにお申し込みください。なお、講師の方 々に聞いてみたいことやシンポジウムで採り上げて欲しいことがあれば、11月10日〆切りでお申し込みの際に明示してください。(パネルディスカッション の参考にさせていただくことがあります。) | |
申込み締切り | 11月27日(金) (先着順で定員に達したところで締め切らせていただきます。) | |
問合せ・申込先 |
日本海学推進機構(富山県国際・日本海政策課内) 〒930-8501(住所記載不要) TEL 076-444-3339/076-444-8650 FAX 076-444-8694 E-mail adm@nihonkaigaku.org |
プ ロ グ ラ ム | ||
13:00~13:10 特別企画 祝謡 「新湊めでた」 | →紹介 | |
出演 | 新湊めでた保存会 | |
13:15~13:45 講演Ⅰ「地域と地球から考える海の幸」 ~海洋資源の統合管理に向けて~」 |
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講師 | 秋道 智彌 総合地球環境学研究所副所長 | →紹介 |
13:50~14:20 講演Ⅱ 「世界と日本における新しい水産資源管理」 | ||
講師 | 小松 正之 政策研究大学院大学教授 | →紹介 |
14:30~15:00 講演Ⅲ 「ハタハタ復活への道のり」 | ||
講師 | 杉山 秀樹 秋田県農林水産部参事兼水産漁港課長 | →紹介 |
15:05~15:35 講演Ⅳ「食卓から海と魚食文化を守り伝える」 | ||
講師 | 白石 ユリ子 「ウーマンズフォーラム魚」代表 | →紹介 |
15:45~16:40 パネルディスカッション 「海とさかなと漁業の未来に向けて」 | ||
コーディネーター | 秋道 智彌 総合地球環境学研究所副所長 | |
パネリスト | 小境 卓治 氷見市立博物館長 | →紹介 |
小松 正之 政策研究大学院大学教授 | ||
杉山 秀樹 秋田県農林水産部参事兼水産漁港課長 | ||
白石 ユリ子 「ウーマンズフォーラム魚」代表 |
会場場所 : タワー111(インテックビル)
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![]() 秋道 智彌 (あきみち ともや) |
総合地球環境学研究所副所長・同研究推進戦略センター長 1946年生まれ。東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程修了。理学博士。国立民族学博物館教授などを経て現職。専門は、生態人類学、海洋民族学、民族生物学。地域文化から地球規模の環境問題まで、多角的な視点から自然と人間のありようを研究。『クジラは誰のものか』(ちくま新書)、『コモンズの人類学』(人文書院)、『水と世界遺産』(小学館)、『人と魚の自然誌』(世界思想社)など編著書多数。 |
![]() 小松 正之 (こまつ まさゆき) |
政策研究大学院大学教授 1953年生まれ。東北大学卒業。77年農林水産省入省。84年米国エール大学経営学大学院修了、04年農学博士号取得(東京大学)。水産庁参事官、漁場資源課長、水産総合研究センター理事などを経て08年より現職。その間国際捕鯨委員会(IWC)日本政府代表代理など数々の国際漁業交渉を担当。05年ニューズウィーク誌(日本版)「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる。『宮本常一とクジラ』(雄山閣)、『これから食えなくなる魚』(幻冬舎)など著書多数。 |
![]() 杉山 秀樹 (すぎやま ひでき) |
秋田県農林水産部参事兼水産漁港課長 1950年生まれ。東京水産大学増殖学科卒業。77年秋田県水産課勤務。内水面水産指導所、栽培漁業センター勤務、水産振興センター海洋資源部長、同所長を経て09年より現職。ハタハタを中心とした魚類の分布や生態に関する研究とともに、希少淡水魚類の保護や外来魚駆除に関する活動にも従事。著書には『オオクチバス駆除最前線』(無明舎出版)、『クニマス百科』(秋田魁新報社)、『淡水魚あきた読本』(無明舎出版)がある。 |
![]() 白石 ユリ子 (しらいし ゆりこ) |
「ウーマンズフォーラム魚」代表 北海道生まれ。「主婦と生活社」で日本人の伝統・生活文化に関わる書籍を多数編集。80年より日本生活文化交流協会会長代理として世界各地で日本文化を紹介。93年“漁業と魚食文化の未来”を考えるネットワークづくりを提唱し、同年WFF発足と同時に代表。「海・サカナ・環境」をテーマに、都会の消費者や小学生と漁村を結ぶ活動(富山県でも実施)や多数の講演などを行う。93年より国際捕鯨委員会(IWC)にオブザーバーとして連続参加。 |
![]() 小境 卓治 (こざかい たくじ) |
氷見市立博物館長 1951年生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。専門は民俗学。越中と能登をフィールドとして定置網漁業の歴史や漁業習俗のほか、漁村の祭礼と年中行事に関する調査、漁撈や農作業に使用されていた木造和船に関する調査などに従事。著書・論文には『台網から大敷網へ-富山湾の定置網の歴史と漁撈-』(日本海学研究叢書)、「越中の曳山と氷見の曳山」(『氷見市立博物館年報』第19号)などがある。 |
新湊めでた | 九州玄界灘の海上に浮かぶ馬渡島(まだらとう)に生まれた祝儀唄「まだら」が北前船の船方衆によって江戸中期頃に伝えられたもの。輪島、七尾、岩瀬、魚津などにも伝わっている。射水市新湊地区では、船舶、漁業関係者の間で歌われていたものが、建前や婚礼などの宴席での祝儀歌としても歌われるようになる。射水市指定文化財。92年発足の「新湊めでた保存会」が中心となり、保存伝承活動が行われている。 |