大学等連携事業

日本海学夏季セミナー 「環日本海の潜在パワーと20年後政策」


本講演録は、日本海学推進機構事務局の責任で取りまとめたものです。

2003年度 新日本海学夏季セミナー
2003年8月23日
富山大学経済学部201番教室

講師 清家 彰敏 氏
富山大学教授

 

1.地中海経済圏よりも大きい環日本海経済圏

地中海よりも経済規模は大きい!
・草原ルート(馬のハイウエー)の歴史!30日で行く?
・地中海と日本海は近かった!

 今日はまず、「環日本海地域は地中海よりも経済規模が大きい」。そういう点から入ります。
 経済規模がどの程度大きいのかという話の前に、地中海と日本海の距離を考えます。大陸に草原ルート(ステップロード)というのがありまして、地中海と日本海をつないでいたのです。草原ルートを通って、中国の北京からトルコ、そして地中海、ヨーロッパまで行くのです。ものすごく早い時期に、30日ぐらいで行けてしまうのです。また、馬を使っていく場合、乗るケースもありますし、引っ張っていくケースもある。いろんなのがあるんですけど、南に行くよりも、東から西に行くほうがかなり早い。そうすると、地中海と日本海はかなり近かったと言えるわけです。

地中海経済との比較
  日本海 地中海 北海
+バルト海
人口 3億2千万人 4億1千万人 3億人
先進国人口比 60% 40% 80%
GDP 650兆円 450兆円 700兆円
国家 23 14
100万都市 12
軍事費 20兆円 12兆円 25兆円
隣接海人口 10億人
(東シナ海)
5千万
(黒海)
5千万
(ライン河)

 こういう親戚としての地中海を考えた上で、地中海というのはどういうものか。これは、地中海経済のかなりアバウトな数字を入れるたものです。日本海周辺で、人口が多いのは日本ですが、次に多いのは中国の東北部ですね。遼寧省、吉林省と黒龍江省で、人口1億人ちょっといます。それを足すと、3億2千万人になる。で、地中海周辺は4億1千万人程度、黒海バルト海周辺は3億人程度ですね。じゃあGDPはと考えますと、650兆円、450兆円、700兆円と。そうすると、なんか地中海たいしたことないな、という話になりますね。で、次に、軍事費というとかなり大きいですね。


3億2千万人の巨大な経済圏へと
発展できるか?
①米国の人口2億7千万人より多い。
②米国並みの発展をすれば、この地域のGDPは1400兆円になる?
③北京、天津、山東省他まで含むと人口5億4千万!米国の2倍。

 大体大きく捉えた場合、「地中海に比べたら、日本海は経済という点では大きいんだ」と言えるのです。そうすると、非常に不純な気持ちになるのですね。3億2千万人で、どのくらい金儲けができるか。そういう巨大な経済圏というふうに考える。じゃあアメリカの人口っていうのは2億7千万人ですから、それよりも多いじゃないかというふうにですね。そうすると米国並みの発展をすれば、GDP1500兆円。これはアメリカよりも大きいですね。そうなれば、どういう未来が来るんだろう、ってどうしてもやはり金に行っちゃうわけですねえ。そして、もう1回金儲けしたいと、じゃあ北京、天津、山東省といった部分まで足すとですね、人口5億4千万人。米国の二倍ですよ。ここでぱっと思うのです。北京、天津、山東省5億4千万、この数字は何だと。これは、実は、戦前に日本が支配した地域なのです。日本が戦争をして世界に迷惑かけた地域に住んでいる人が5億4千万人。どうしてこんな話をするかというと、私は中国にはしょっちゅう行って、また来週行くのですが、宴会の度にこういったふうに5億4千万人でもって経済発展をするということが話題になります。

2.海魂陸才

外環日本海経済は「海魂陸才」
・海のこころで経済を発展させ、世界に発信しよう
・海の自然と文化から共生、循環を学び、経済は環境破壊の経済から、循環の経済へ

 次に今日のキーワードは、日本海の海の魂、海魂(かいこん)です。この海魂は戦前の反省も入っているのですけども、海の精神でもって、陸上の経済、才能を発揮しようというものです。海の心で経済を発展させて、世界に発信しようという発想です。具体的には、海の自然と文化から、共生・循環を学ぶ、そして経済は、環境破壊の経済ではなくて、循環の経済であるべきです。


上海・広東との競争
北京を抱き込め!
・北京は中国経済の辺境?
・中国東北部は清の母国であり、中国政府には特別の配慮がある。
・現在、中国政府国務院は東北発展のための調査を行っている。
・世界最強企業トヨタが天津に進出している。これは糸口。

 というように上品に言っても、競争が重要になります。上海・広東と競争しないと、まず東アジアの場合は生き残れない。そうすると、キーは北京なのですね。なぜかといいますと、北京は中国経済の辺境なのです。ここに広東、ここに上海、そしてここに北京というと、こっち側に何もないですね。そうすると、シーソーを作った場合に、パターンと落っこちてしまう。つまり、中国政府は、中国経済の辺境にあるのですね。その点で見ると、北京は何らかの形で、この上海・広東という重量の重いものに対して、北京という支点で重いものを乗せて、バランスをとりたい。次に、中国の東北部ですが、清の国がここから出ていますから、その点では、中国政府は東北三省に対して特別な配慮があります。これは中国国務院の連中と話していると、はっきりそう言います。現在の中国政府と国務院は東北発展のための調査をしています。そして、東北発展案というのがもうすぐできます。

 その点について、日本政府は、ほとんどそれに関する情報を持っていません。中国政府は、まったく朝鮮問題には関心がないのですけど、東北の発展には関心があります。そういう点では、中国政府から、東北発展に対して日本は何ができるのだという提案を求められれば、飛んでいきます。
 現在の中国政府の関心は、SARSが冬に出るかという点が一点、次は洪水なのです。中国は洪水の被災者が3千万人です。人口13億に対して、3千万人が洪水の被災に遭っている。3千万人を日本に直すと、300万人、つまり、300万人に相当する人が、中国で洪水に遭っている。これは、日本に直せば、東北というか、北陸3県が全部洪水に浸かったって感覚です。そういう状況の政府だから、朝鮮問題なんか、関心がないのですね。朝鮮問題なんかと言ってちゃだめですけど、つまり、相手の立場になれば、いま北京で、僕らと同時期に朝鮮問題について議論する気に、中国政府はならない。中国政府が関心あるのは、SARSと洪水と東北発展です。

3.環日本海経済発展のための戦略産業

環日本海経済発展のために
日本の役割
①動脈産業と静脈産業の両方の進出が需要、これからは静脈!!
 今まで向上進出は「動脈産業」ばかりだった。日本の静脈産業の静脈技術は世界NO1である。(三菱重工業、荏原製作所は環境技術で欧州より上!ただし日本で造ると高すぎる)
②インフラ開発への協力と金融進出(中国は日本の金融進出を期待している?)
③労働集約でないハイテク重工業の発展支援(家電までは人で出来たが、自動車より大物の製品は人+ロボットでないと・・・)

【動脈産業】
 次のキーワードは世界最強の企業で、中国政府もよく知っているトヨタ自動車です。これが、天津にある。ところが、最近広東にも進出しています。この天津のほうに進出しているトヨタというのが、ひとつのキーになります。
 ここからは、少し具体的な海魂陸才になります。
 中国のほうに協力するのに、動脈産業ばかりになったのです。いままでの工場進出は、動脈産業ばかり。この場合動脈産業とは家電や自動車といったものです。日本は動脈産業については、世界的に強い。
 これに対して、静脈は、環境破壊を治す産業です。つまり、こっちで作って、こっちで戻す。動脈・静脈ですから、ここでくるくる循環するのですね。しかし、動脈産業ばっかり中国に送ったわけですね。工場進出は、動脈ばっかり。ただ、動脈産業については、中国もだいぶ上手になっています。

環境破壊を防止するため
日本の世界最先端技術を移転
・日本で環境設備・装置を作るより、
・中国東北部、朝鮮の軍事工場を転用してライセンス生産、供給したほうが、はるかに安く出荷できる。
・三菱重工、荏原製作所の出番。

【静脈産業】
 静脈産業については日本は世界ナンバー1なのですね。ナンバー1かどうかということで、三菱重工、荏原に行って聞くと、はっきり言うのです。三菱重工も荏原さんも、環境技術だったら、日本が上だが、作ると高い。
 どうしても金の話になるのは、経済の悲しいところで、金、金と言っていると、なんとなく良心というか胸が痛い気持ちになって、小泉先生と話していると、小泉先生は天国に行っても、僕はもしかしたら行けないのではないかという気持ちになるのんですね。
 いま中国は、環境破壊がすごいですから、静脈産業についてこれからは進出の余地があるんじゃないか。
 そして、環境破壊を防止するために、世界最先端の技術を移転しましょうと。その場合、日本で環境設備や装置を作るというのは、これは荏原の常務と話したのですけど、高すぎてだめなんですね。それなら、中国で作ると非常にいいかげんな所でやってしまうという心配もあるので、しっかり日本で管理したい。そう考えると、中国東北部、朝鮮の軍事工場などを転用して、ライセンス生産、環境設備投資ですね。そして中国とか朝鮮等のほうに技術を提供するというほうがいいかもしれない。そうなってくると、三菱重工業等の登場の機会もある。
 次に中国が関心を持っているのは、インフラの開発ですね。
 次は金融に関心があります。中国は、日本の金融進出に期待をしています。どうも、アメリカやヨーロッパの金融というのは強烈すぎて、その点から見ると、日本の金融はどう出るでしょうね。このような話は、日常の会話に出ます。日本の金融はいま、大変ですね、という同情を持たれるのですけど。

【ロボット】
 三番目に、今までは労働集約ということで、中国は人件費が安いとか言っています。しかし、中国も人件費が安いだけで企業進出して来られるのではなくて、これからは自動車よりも大物の製品、自動車以外にも、いろんなものを作っていきたいと希望しています。
 実際、自動車のエンジンは重量が300キロあるのです。あの300キロのエンジンを人間が持ち上げるのは大変ですから、ロボットとか何かを使いたいし、ハイテクもしたいと。その点で、家電までは人でやったけど、重くなってきたので、中国も人間+ロボットでもってやりたいのです。この三つの支援はどうですかね、という話があります。

欧米に対抗して
東アジア人遺伝子戦略で対抗 ・SARS他の教訓
・中国人13億人+αは世界最大!!!
・この遺伝子を中日で解析すれば、世界のデファクトスタンダードとなり、少数派?の欧米人を対象としている欧米の医薬品企業は真っ青?
・東京大学医科学研究所、武田、三共、山之内の出番!

【バイオ】
 次は、欧米に対抗してバイオです。つまり、東アジアの遺伝子戦略というのを考える。この場合、SARS他の教訓がありましたからね。
 中国人13億人+αは世界最大ですから。この遺伝子を、中国や日本、韓国等で解析して世界の理学デファクトスタンダードというのを作れば、少数派の欧米人を対象としている医薬品企業は、真っ青になるのではないか。
 現在、欧米の医薬品企業に比べて日本の製薬会社は、ほぼ100%負けるのです。どうして負けるかというと、圧倒的にあっちが強いのです。これは、第二次世界大戦以上に徹底して負けますよね。

(イレッサの戦略)
 例えば、イレッサという抗がん剤があります。これは肺がんになった場合に、要するに医者から見るともう見捨てようっていう場合に使います。このイレッサっていう抗がん剤は、イギリスの某会社が作っているのです。そして、1日1錠飲みます。1日1錠8千円。そして、これは連続服用するのです。50日、100日使う。そして確かに治る例もあるのですね。ただしこれは、どっちかというと、生かさぬよう殺さぬようって図になるのです。つまり、抗がん剤っていうのは、効いてしまうと儲けにならないのですよ。そして、まったく効かなくても問題なので、ほどよく効いて延命効果という非常に難しい専門用語がありまして、それで延ばせるだけ延ばすのですよ。最高服用期間というのは200日、300日とあるのです。すると、200日間イレッサを飲むと、200×8千、ようするに160万円払うのです。そして、これはようやく日本で認可されて、来年中国でも認可されます。そうすると、お金が尽きる限りイレッサを飲む、そうすると、若いときに一生懸命日本が家電や自動車で儲けて、年取った人がガンになった瞬間に、儲けたお金を、欧米は抗がん剤で全部戻してもらうのですね。
 だからまあ、循環してるっていうことですね。そういう悲しい現状があるのです。
 要するにイギリスの会社は、そのイレッサを日本人に飲ませているんですね。そうすると年間何十億という金が入るもんだから、アストロゼネカは急成長します。そしてアストロゼネカの次のターゲットは中国。つまり、日本で10億儲かれば、中国は人口10倍ですから、百億儲かりますよね。
 そうなってくると、そういう薬がたくさん、つまり、中国人、日本人の遺伝子を解析して、生かさぬよう死なさぬようっていう薬を作って、欧米の医薬品企業が、日本で使う。日本での儲けの10倍、中国で儲けている。そして、日本が研究開発を、自動車や家電で一生懸命やった研究開発、それを中国が作って、世界に供給してお金を儲ける。そして、10代20代30代40代に、日本と中国ががんばって儲けたお金を50代60代70代で欧米の医薬品企業が返してもらう。


 こういう構図を変えようじゃないかということで、そこで、東京大学医科学研究所、武田や山之内の出番となるのです。こういう話を厚生労働省でしても全然分かってくれないのです。

4.富山のビジネスチャンス

環日本海経済発展と富山県企業
①ロボット輸出で環日本海地域の向上の競争力を上海・広東以上へ
(1)東北地方の重工業向けのロボット開発・輸出
(2)自動車産業発展へのロボット開発・輸出
(3)ロボットの集中管理コンピュータシミュレーションモデル開発
(4)世界で最も効率的なロボット工場の開発

【ロボット輸出】
 そうすると、まずロボットと輸出でもって、環日本海地域の工場の競争力を上海や広東以上にしたい。つまりですね、中国で勝つには広東と上海よりも強い競争力がないと勝てない。これは世界で勝つには、アメリカ以上じゃないとだめなんですね。
 その点ではやはり、競争なんですね。上海・広東以上になるためには、東北地方の重工業向けのロボットの開発・輸出です。これは実際、富山県の場合、ロボット産業は非常に強く、しかも世界のロボット生産の半分は日本なのです。つまりロボットに関しては、日本は最高のブランドを持っているわけですね。つまり、日本の最先端ロボットブランドでもって、東北地方の重工業向けに開発・輸出をしよう。次の、自動車産業発展のためのロボットの開発・輸出というのを富山県でやろうと。要するに、富山県の海岸部分には、いっぱいロボットを作っているところがあります。そして、次の、ロボットの集中管理やコンピューターシミュレーションモデルというのを作りましょうと。つまり、世界でもっとも効率的なロボット工場の開発というのを富山県で考えましょうと。そうするとやっぱり、こうがんばれという話が出てくるんですよ。

 

富山県頑張れ!
②環境ビジネス仲介
中国の環境破壊を食い止めることはビジネスチャンス
③バイオビジネスと薬の富山
高齢者医療・介護を中国、朝鮮と提携して行う。

【環境ビジネス仲介】
 次には、環境ビジネスの仲介です。
 中国の環境破壊をどう食い止めるかという点は、ビジネスチャンスなのです。今、世界の環境破壊都市、つまり都市部の公害のワーストテンに、中国の町がいっぱい入っています。その点から見ると、中国の環境破壊を食い止めなくてはならない。
 みなさん、なんで中国は環境問題が表面に出ないか知っていますか?大変ひどいのですよね、それなのになぜ出ないかというと、中国政府の中に李鵬さんという、かつてだけでなく、現在も偉い人がいるんです。彼は石炭人脈っていう、彼はその人脈でも特に強い。つまり、その李鵬さんが生きている間は、中国に環境問題は出ないと、僕は思っている。つまり、中国には環境破壊の原因の一つに、石炭を燃やすっていうのがあるんですね。石炭を液化して燃やすのです。中国は、石炭たくさん出るのです。それに対して、石油はないです。そうすると、李鵬さんの政策には合理性もあるし、彼の人脈もそれを支えている。だから、それは逆に言いますと、李鵬さんの体制以降に、一気に噴出します。その瞬間、環境問題がぽんと出ます。その際には、富山には環境ビジネスというものがないですから、仲介ビジネスが可能となります。東京とどう結ぶかです。

(東京・北京の地盤沈下)
 もう、東京も今、焦っていますから。おそらく東京の地盤沈下がこんなにすごい例はないですね。つまり、東京でも町の人間はもうアメリカに行ったほうがいいという状況ですから。非常に優秀な子供ができれば、優秀な子供を日本に置きたいと思う親はバカですよね。だって、日本は年寄りは多いし、規制は多いしですね、全然やる気しないでしょ。若い子供にとって一番大事なのは金儲けでしょ?まずお金がほしいですよね。そしたら、日本の場合は、エリートになったって、お金は全然儲からない。しかも、お金儲けをすると、あいつは不純だ、と言われますから。ところがですね、中国は、お金儲けをするほうがかっこいいんですよ。アメリカもそうです。お金がほしいってことはかっこいいんです。そういう国のほうが、青春をかけるのにいいでしょ?そして、成功した場合には、大統領にもなれるのです。そんな国のほうがいいですよね。誰が見たって、レーガンやシュワルツネッガーよりも、俺のほうがましだと思うでしょ?そうなってくると、アメリカに行くほうがいいからっていうので、東京はだめになる。同時に、北京の場合も、上海・広東がどんどん上がっていくと、北京はシーソーで下がってしまうのですね。
 その場合、北京から見ると、政治の中心が、経済の中心じゃないっていうのは、事実上、歴史を見ていると悲惨な結果になるのは目に見えている。そうすると、北京から見た場合にも、何とかしたいと思うから、環日本海の経済が発展すれば、北京は助かる。同時に、東京もどうしようもないのです。いい子はみんなアメリカに行ってしまうのです。これは経済産業省に言っても分からないのです。経済産業省に言うわけです。自分の子供がもし優秀であれば、ニューヨークに行けって。そうなると、近い将来、小学校の成績上位5人は、ニューヨークか北京か上海に行ってしまう。日本は成績5番から10番ぐらいの子供たちで全部やっていくという時代になるんだよって言うと、経済産業省の人も、いやあ、それを前提に考えんといかんですねと。じゃあ、日本が東京都みたいになるのですかね、と言うと、そうですね、と話します。でもこれは、ものすごく日本人ていうのはおめでたいんですね。つまり、2番目の国になって、子供が海外に出て行くということは、これは奴隷と同じなのです。つまり、人間の歴史を見ていくと、その国に支配されるということは、子供と女を差し出せということですよ。つまり、自分の子供を奴隷としてあげたのと、アメリカに子供が留学するのとは、同じ意味なのかもしれないですよ。そして、中国人にしても、結婚するときに、アメリカ人だったら、周りが喜ぶのです。よかったね、と言って喜ぶのです。アメリカ人と結婚すると言ったら。中国人同士と結婚するよりも、女の子がアメリカ人と結婚するほうが親は喜ぶのです。これは、娘と息子を奴隷に差し出すのと、実は、変わらないのです。でもそれを留学と結婚っていう言葉に変えているのです。それが事実なんです。そう考えると、東京も焦っている。北京も焦っている。

【バイオビジネス】
 その点で見ると、環日本海の考えるカギは、僕は中国に行った場合は、北京から見て、上海・広東に勝つために日本海を言い、東京に行った場合は、アメリカに勝つために日本海を言う。アメリカの人口2億7千万よりも3億2千万のほうが多いでしょ。
 そこで、バイオビジネスがでててくる。この場合、薬の富山がキーワードになります。まあ、薬の富山といっても、実態は、あるのかなと気になります。しかし、ブランドというのは、実体がないのをブランドといいます。そういう点では、薬の富山っていうのをベースに、高齢者の医療・介護を中国、朝鮮と提携して行うというのもあるのじゃないか。頑張れるんじゃないかなと考えます。

中国へゼネコンの進出
①洪水・潅漑・耕地改良等への支援 今年も3000万人が洪水の被災者
(1)これは中国政府の毎年の最大の悩み・SARS以上
(2)日本でいうと北陸の全人口300万人が被災した感覚
②規制の少ない中国で未来インフラ、ロボット共生都市等の実験を行う。

【ゼネコンの進出】
 次に、さっき言いましたように、中国は洪水で今年3千万人被災しています。これは毎年なんですね。これに中国政府は、毎年悩んでいるのです。SARS以上に悩んでいるんです。さっき言ったように、日本でいう北陸の全人口が被災していると。要するに、日本でも人口の300万人が洪水に浸かってたら、小泉総理ってのはヨーロッパ行く気になります?同じことがいま中国であるのに、中国政府に対し朝鮮問題は?と言うのは、中国政府から見ると、無神経としか思えないのですよ。たしかに、朝鮮の問題は日本にとっては大きな問題なのだけど、やはり、相手の人の立場に立ってあげれば、3千万人のことを話題にした後のほうに、朝鮮問題を出すんだったらいいんだけども、そうしないから自民党の山崎さんなどが行ってもほとんど相手にしてもらえない。
 この3千万人の洪水灌漑工事基地改良等の支援ができるのじゃないかと考えます。僕なども、中国政府のほうといろいろ関係があるものですから、山崎さんが、中国へ行くときに、どういう反応ですかね、という話があった際に、SARSと洪水の話しか中国政府は関心がないから、そこから話題を始めてくださいと言ったんですけど、それなのに朝鮮問題から始めたんで、全然相手にしてもらえませんね。そういう点から見ると、この2つがあります。

豆満江を浚渫する
・遼寧省は北京、天津、渤海への出口がある。
・黒龍江省はロシアとの貿易がある。
・吉林省は2600万人出口がない。
・日本海への出口が欲しい。富山県が浚渫すれば・・・?

 次に、未来インフラやロボット共生都市といったようなことの実験を行うには、規制の多い日本よりも、規制が少ない中国のほうが実験しやすい。まあ規制の少ないというのはいいかどうかわからないのですが。
 こういう点から見ると、ゼネコン進出云々という話も含めて、ちょっと考えたいと思います。
 具体的には、豆満江浚渫というのです。遼寧省は北京方面に出口があります。中国の東北3省で、環日本海のここになりますよね。その場合の、こっち側の黒龍江省のほうは、ロシアの貿易があります。遼寧省は北京の方面にあります。それに対して、間の吉林省というのは、出口がないのですね。そうすると、吉林省は出口が日本海に欲しい。これを富山県が浚渫することが可能かどうかですね。これはいろんな政治的な問題がありますが、これをすれば少なくとも吉林省はものすごく感謝します。で川を掘って大きい船で上れるようになれば、中国側は日本海に出ることができる。

5.2019年へのシミュレーション

2019年まで!!
ロボットをネットワークして循環型経済への総量規制
1)2019年までに循環型経済シミュレーションモデルの開発(ロボット共生都市)
(1)2019年までに産業から生活までの活動の30%をロボットでネットワーク
(2)どこのどの産業がどう変われば、エネルギー消費、GDPはいくらになるか、失業はいくらまで、事前に数百万回シミュレーションが出来、政策を自在に変更、立案
(3)天気予報より正確。原爆のシミュレーションだってできる時代すよ、今は!

 最後になりました。2019年という数字を出しましたが、この後に2020年問題が出るのですが、要するに、丸山先生の話は、2020年にはもう地球は破滅の方向に行くっていう話です。それまでの19年までの話をします。要するに、2019年までに循環型経済シミュレーションモデルの開発をしなければならない。
 ここでもって、ようやく経済学部のほうにいるという意味が出てくるのですけども、2019年までに産業から生活までの活動の30%をロボットでネットワークできると。そういう状況になればシミュレーションができます。そうするとこれは、実際どこのどの産業がどう変われば、エネルギー消費やGDPはどうなるか、また、失業はどうなるか、ということを数百万回シミュレーションできます。つまり、数百万回のシミュレーションの後に、政策を行う。
 つまり、これはさっき地震の話があったのですけども、地震の場合は僕も腹立つのです。ああいう地震研究やっていて、当たるわけがないんですよ。当たらないのに、地震は予算をいっぱいもらているのです。それに比べると、この話のほうがはるかにいいんですね。最低でも、天気予報よりは少し正確ですから。そして現在は原爆のシミュレーションもできるのですから。そうして、これができるのであれば、循環型経済を政策の問題にできるのです。つまり、我慢しろって言わなくても、シミュレーションでやりますから。つまり、あなたが頑張れば、こういう結果が出ますよ、と一発で言えますから。そういうシミュレーションモデルを作れればいいなと思っております。
 そして、ロボットというものを、どんどん世界中に輸出もしますけど、できればこのロボットをネットロボット、インターネットの中のロボットに変えたいです。というのは、実際のロボットはやはりエネルギーをくいますから。さっきのシミュレーションの範囲でもって、できるだけネットロボットにすればよい。つまり、インターネットの中でできることも、実際のロボットができることもあるのじゃないか。そういったものをできるだけインターネット内のことに変えれば、資源・エネルギーがほぼゼロになる。
 そうすると、ここでもってようやく、丸山先生のほうにバトンタッチができる。つまり、2020年に、地球が破産するかもしれない。そうすると、じゃあ2019年までに一応僕の話が実現された場合は、丸山先生の出番がなくなるのですね。ということで、僕の話は終わりです。