大学等連携事業

2006年度 東京大学大学院講座 「マネジメント事例研究-日本海学の構築をめざして-」


1.科目名

  「マネジメント事例研究―日本海学の構築をめざして―」
  東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻

2.教官

  中井徳太郎 東京大学医科学研究所兼担人文社会系研究科教授

3.期間

 通年 毎週火曜日18:40~20:20
 注)後期講義は、19:00~20:20に変更となりました。

4.場所

 法文1号館 2 1 6号教室(本郷キャンパス正門を入り、安田講堂に向かって左側)

5.講座概要

 日本海を中心に南北を逆転させた「逆さ地図」をモチーフとし、「循環」「共生」「海」の視点から、日本・東アジアが直面する問題に総合的に切り込むべく生まれた「日本海学」。
 前財務省広報室長・企画調整室長であり、「日本海学」の立ち上げ当初からプロディースする担当教官の経験も踏まえ、5年前に富山県の取り組みとしてはじまった「日本海学」が産学官との連携を図りつつ、全国区・国際的な取り組みとして認知されていく過程を事例として、文化経営戦略の実践につき考察する。
 日本海学に携わる各界の著名ゲストも講師として招き、総合学としての日本海学の多角的な考察を実践する。

6.聴講生

 東京大学の大学院生・学部生に加え、外部・社会人聴講生を受け入れる。
各省(財務省、経済産業省、国土交通省、農林水産省など)の若手職員ならびに産業界の聴講生などを募り、年間を通じた産学官の出会い・交流の場を提供する。

7.各回予定

講義内容を掲載しました。 →こちらから
(下記の講義名をクリックしてもご覧になれます。)

 

日時 ゲストスピーカー 演題
前期予定
4月18日 中井徳太郎 
東京大学教授
ガイダンス
4月25日 中井徳太郎 
東京大学教授
日本海学概論
5月2日 休講
5月9日 藤田大介 
東京海洋大助教授
海の植物・藻と日本海環境
5月16日 丹保裕  
富山県庁日本海学班
日本海学から見つめる海
5月23日 稲村修 
魚津市教育委員会(前魚津水族館学芸員)
魚類と日本海
5月30日 中井徳太郎 
東京大学教授
 
6月6日 小島覚 
前東京女子大学教授
植物と環日本海環境
6月13日 休講
6月20日 森勇介 
大阪大学工学部助教授
逆転の発想に学ぶ―異分野連携の実践
6月27日 前田泰宏 
経済産業省ものづくり政策室長
断片化社会とものづくり文明論
7月4日 岸本吉生  
警察庁刑事局調査官
21世紀の環境・経済・文明プロジェクト
7月11日 上昌弘  
東京大学医科学研究所客員助教授
これからの医療と日本海学
7月18日 安田喜憲 
国際日本文化研究センター教授
ものづくり生命文明
後期予定  各回 19:00~20:20
10月10日 徳永朋祥 
東大環境システム専攻助教授
地下水環境と循環
10月17日 民岡順朗 
オリエンタルコンサルタンツ
歴史資源を活かして地域を再生する
-日本海地域とイタリアの事例-
10月24日 谷口正次 
国連大学 ゼロエミッションフォーラム理事
資源危機-Out of sight, out of mind-
10月31日 中井徳太郎 
金融庁協同組織金融室長
日本海学の広がり
11月7日 松本慎一 
藤田保健衛生大学外科 教授
すい島移植の現状と展望
11月14日 石田秀輝 
東北大学大学院環境科学研究科教授
ネイチャー・テック―自然に学ぶものづくり
11月21日 金原靖久 
国際石油開発(株)ジェネラル・マネージャー
資源開発(特に石油ガス)における管理と対処法
11月28日 宮内博美 
経済産業省商務情報政策局サービス政策課課長補佐
新日本様式100選の挑戦
-新しい文明に向けて日本の産業ができること-
12月5日 吉澤保幸 
ぴあ株式会社取締役
場所文化の創造に向けて―場所文化フォーラムの実践
12月12日 宮澤保夫 
星さグループ会長
環日本海の教育
1月9日 寺島圭吾 
NPO法人環・日本海理事
日本海と食
1月16日 河合徳枝 
国際科学振興財団主任研究員
環日本海の科学・環境
1月23日
(最終講義)
矢野康明  
東京電力環境部
丹治富美子 
詩人・脚本家
多摩源流の森づくり
オペラ「みづち」