大学等連携事業

2006年度 富山大学 「日本海学」


1.期間

 後期 毎週火曜日 16:30~18:00

2.場所

 富山大学 共通教育棟5番教室

学外講師招聘関係

 

月日 講師 演題
10月10日 丹保裕
富山県国際・日本海政策課
日本海学概論 概要↓
11月28日 武田佐知子
大阪外国語大学教授 
古代の日本海文化交流 概要↓
12月5日 木内孝
NPO法人フューチャー500代表
経済大国の次に何を創るか?
―2020年の日本を考える―
概要↓
12月12日 山本茂行
富山市ファミリーパーク園長
里山における人と生物の共存 概要↓
12月19日 稲村修
魚津市教育委員会文化係長&学芸員
魚類からみつめる日本海環境 概要↓

 

講義概要

丹保裕   日本海学概論

  富山県が進める日本海学とは?日本海学の視点で日本海や環日本海を見つめることで、日本海地域の可能性やどのような課題があるかについて考える。

武田佐知子   古代の日本海文化交流

  古代日本海の数々の大型建物遺跡、貝製品、史料から、環日本海の諸民族の交易の方法をさぐるとともに、日本海の文化交流の足跡をたどり古代日本海の役割を考える。

木内孝   経済大国の次に何を創るか?―2020年の日本を考える

  私達の日本の現状を分析し、 自然の資本からではなく 自然の収入から社会を動かすこと、生活の質・価値 と 消費・GDP の関係を見直し、善悪の基準を自然環境に置くライフ・スタイルを探求する。

山本茂行   里山における人と生物の共存

  この半世紀、人のエネルギーは都市に集中し、巨大な情報、技術、消費社会を築き上げてきた。
  かつてのエネルギー資源としての里山は放置された。山が廃れれば都市は滅びる。人と生物の共存の視点からこの問題を語る。

稲村修    魚類からみつめる日本海環境

  日本海に生息する暖流性および寒流性の魚介類の生態について、日本海を代表する富山湾を中心に紹介しながら、日本海の海洋構造(表層の対馬暖流と水深300m以深にある日本海固有水)とのかかわりを考える。