日本海学グループ支援事業
2017年度 助成概要と研究成果
日本海学グループ支援事業
2017年 助成概要と研究成果
平成29年度 日本海学研究グループ支援事業の概要とその研究成果を公開します。
1. 応募件数及び助成決定件数
応募総数 13件(新規事業12件、継続事業1件)
助成決定件数 7件(新規事業 6件、継続事業1件)
2.1件当たりの助成金額
概ね15万円から35万円
3 助成を決定した事業の応募者及び事業名
申請者 |
事業名等 |
事業の概要 |
神林 翔太 片境 紗希 増田 亮介 |
高低差4000mの富山 ~森から海への物質循環像~ |
主要化学成分、栄養塩類、放射性核種及び安定同位体比を用いて、陸域から海洋への水・物質輸送の1つである地下水に重点をおき、森林域-沿岸域における物質動態に関する研究を行い、水循環を基軸とする森から海への物質循環像を明らかにする。(→研究成果(PDF)を読み |
佐々木 睦月 |
日本海深層循環とその変化 |
日本海循環像の詳細を把握するために船上観測を行い、過去の日本海のデータと合わせて日本海の循環像及び日本海の循環像の経年変化を明らかにする。(→研究成果(PDF)を読む |
丸尾 文乃 |
立山連峰高山帯の蘚苔類相の解明 |
日本海に面した立山連峰高山帯の蘚苔類の植生調査を実施し、未だに解明されていない蘚苔類の分布情報を広範囲かつ詳細に明らかにする。(→研究成果(PDF)を読む |
アユ熟れ鮨研究会 代表 田子 泰彦 |
アユ熟れ鮨の熟成過程の解明 |
唐辛子の有効性試験、重石の重さ別の発酵過程試験、冷凍保存したアユの乳酸菌等の分析を行い、過去の事業で迫り切れなかったアユ熟れ鮨の熟成過程の全貌に迫り、アユ熟れ鮨の維持・普及にさらに貢献する。(→研究成果(PDF)を読む |
打越山 詩子 |
魚津埋没林の成因ならびに富山湾周辺地域の最終氷期後の古環境解析 |
魚津埋没林周辺でボーリングコア掘削を実施し、採取したコア資料の分析を行い、埋没林の形成環境および富山湾周辺地域の最終氷期後の古環境の変遷を明らかにする。(→研究成果(PDF)を読む |
日本海貝塚文化研究会 代表 中沢 道彦 |
日本海沿岸における縄文時代のサメ類利用の総合的研究 |
日本海沿岸における縄文時代のサメ類利用について、生業研究のみならず、サメ製装身具の実態を解明することで、日本海ならびに内陸部との交流、社会組織の復元を進める。(→研究成果(PDF)を読む |
山口 欧志 |
国史跡上市黒川遺跡群を中心とした立山信仰関連文化遺産の三次元計測とその活用 |
上市町に所在する上市黒川遺跡群を三次元デジタル計測して、中世北陸を代表する信仰景観を詳細に記録し、中世の宗教や信仰、葬送や地域社会との関係を明らかにする。また、本研究で収集した各種資料を建設計画中のガイダンス施設の展示コンテンツに活かし、一般社会への普及活動に貢献する。(→研究成果(PDF)を読む.) |