富山湾60秒シアター

vol.40 2012.11月 氷見市沖 八艘張り網漁

真夜中、氷を満載した八艘張り漁船は、船団を作って漁場に向かいます。海底に沈んだ網の上では、前日の夕方から中船(ナカブネ)が、集魚灯をともしています。遠くからでも一目でわかるほど強い光です。中船を中心に大きな六角形になっていた船団は、網を巻き上げるにつれ、小さい六角形になり、最後は縦に3艘並んで網を挟んだ2列となり、網から魚をすくい上げます。すぐさま氷入りの海水に漬けられた魚の鮮度は、抜群です。

登場する生き物たち

  • 「八艘張り網漁」 海底に敷いた網の上に集魚灯で魚を集め、8艘の船で一斉に網を引き上げ漁獲する。氷見沖では多い時は6ヶ統あったが、現在は1ヶ統のみ。また網を引き上げる漁船も人手不足のため6艘になっている。漁場の水深は100メートルから150メートル。網の形は、上辺の周囲280メートル、深さ45メートル、下に行くほど狭くなるバケツ型。漁期は9月から翌年の5月いっぱい。フクラギ、カマス、マアジ、カツオ、スルメイカ、ニギス、マイワシなどがとれる。
  • 「マアジ(全長25~30センチ)」 富山湾では周年漁獲される。八艘張り網漁では秋に多い。
  • 「ソデイカ(全長70センチ)」 別名アカイカ。氷見では「カンノンイカ」とも呼ばれる。秋から冬にかけて多く漁獲される。
  • 「ソウダガツオ(体長35センチ)」 盛漁期は秋から冬。

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