富山湾60秒シアター

Vol.20 2010.5月 朝日町元屋敷沖

灰付きワカメで有名な、朝日町宮崎地区のワカメ漁です。朝日町漁協の光主鉄郎さんを取材しました。漁場では、天然ワカメが岩場を覆い尽くしていました。波に合わせて踊るワカメ達は、美しく、そして生命力に溢れています。漁では、独特な形をした「カザグルマ」と呼ばれる道具が使われます。天日干し作業も見てきました。ワラ灰と太陽をいっぱい浴びた、ワカメの声が聞こえてくるようでした。「おいしくなったよ!」と。

解説

  • ワカメ   全長 50センチ 食用になる褐藻の仲間。富山湾では3月から5月にかけて採取される。氷見市では養殖もされている。                                                       
  • 灰付きワカメ  朝日町宮崎の名物。5月中旬の天候の良い日に、採取したワカメをワラ灰にまぶした後、天日乾燥させたもの。江戸時代から続くこの製法により、ワカメのアクが抜け、味が良くなる。宮崎地区のワカメ漁は、最盛期の昭和40年代には二百艘の船が漁に出る、村の一大行事であったが、近年は漁業者の減少により、灰付きワカメの生産量も減少している。

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