富山湾60秒シアター

Vol.13 2009.5月 富山市八重津浜

富山湾の春の風物詩としてすっかり定着した、ホタルイカの身投げ。浅瀬のホタルイカを捕ろうと集まる人々から離れ、静かな場所で撮影しました。波打ち際が真っ青になるほどの、大量の身投げはありませんでしたが、一匹一匹のはかない輝きは、いつ見ても深い感動を覚えます。

登場する生き物たち

  • 3月から5月の、深夜から早朝にかけて、富山湾中東部の海岸にホタルイカが打ちあがることがあります。これを「ホタルイカの身投げ」といいます。産卵のために、深海から浮上してきたホタルイカの群れが、なんらかの原因で深海へ戻らず浅瀬に向かい、波の力で海岸に打ち上げられるのです。ホタルイカのこの行動には、月の光が大きく影響しているといわれています。砂浜に、足の踏み場もなくなるほど、大量に打ち上がることも珍しくありません。打ち上げられる時に、青白く発光します。

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